いたいいたいいたいいたいたいいたい
闇夜の雁(がん)の雲にかかるみたい
いたいいたいいたいいたいたいいたい
胸を鋭い針が突き刺すみたいに
いたいいたいいたいいたいたいいたい
ぐちゃぐちゃした泥にまみれながら
いたいいたいいたいいたいたいいたい
胸の奥がのたくりまわって痛い
いたいいたいいたいいたいたいいたい
死にたくないのだとおぞましい声で
いたいいたいいたいいたいたいいたい
醜い怪物が叫びながらはいずりまわる
害虫はこの夜から駆除しなければ
いたいいたいいたいいたいたいいたい
社会のためにならないのだけれど
2008/08/03