「七夕の歌」

(朗読ファイル)

七夕の歌

天(あめ)なるやおと機織(たなばた)の
うながせる玉のみすまる
みすまるのゆらももゆらに
絹糸のもつれしほどを
乙女らの夢や羽ばたき
機織(たなばた)の若やる胸を
みすまるのゆらももゆらに
さざめけば天(あま)の河原を
仰ぎつつ機(はた)も忘れて
渡し船もゆらもゆらに
七夕の今宵一夜を
待ちわびる思いもゆらに
願わくば恋しかるべき
あなたひとりを

短歌

星合の思いゆらめく河原けの
  ともし波間よひとり漕ぎゆく

         2008/7/7

2011/10/14

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