Cozy Powell

Cozy Powell

Cozy Powell

それが何の意味だか
俺は忘れちまった

名前だったのかさえ
すっかり思い出せなかった

RPGの呪文か何かだと
不意に想ったりもしたけれど

一緒に唄った仲間だって
ようやく思い出したんだ

あの頃俺は無敵だった
誰に突っ込まれても負け犬の

遠吠えもみずみずしい息吹だった
けがれた落書きがあふれても

冗談に聞き流すことが出来たんだ
どんな悪意だって

あざ笑うほどの情熱で
軽やかに逃れる公園の

のどかさが自由だって信じてた
それは今も変わらないけれど……

逃れる自由の豊かさを
信じ切れないくらいに
なあ、Cozy Powell

その言葉が何を意味していたのか
すっかり忘れちまうくらい俺は……

あの頃のことを忘れちまった
あんたの生きていた頃の……

俺のこころがあふれていた頃の
大切なものを忘れちまった気がする

それはあんたのことかも知れないし
もっと大切なことなのかも知れないけれど

今ふいに浮かんだあんたの名前さえ
それとは分らない俺のいのちなんて

あの頃の自分からしたらいつわりの
朽ちたおもちゃのがらくたみたいな

いのちの残骸には過ぎなくって
滅びゆくなれの果てなのかも知れないけれど……

しわがれた声でまだ歌うよ
あの頃奏でた歌詞を思い出しながら

しどろもどろの落書みたいに
あらゆる嘲笑を浴びながらけれども……

あんたの名前を思い出したから
つかみ取れないあの頃を唄うよ

泥にまみれながら
ひとりぼっちで祈るよ