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物名における、即興的落書

古今和歌集の物名について  古今和歌集の巻第十は「物名(もののな)」の和歌を収めている。これは例えば「猫にマタタビ」という言葉を、 すてきだ「ね 子にまた旅」を させるとは などと、別の意味の文脈のなかに折り込むもので、たとえば、「古今和歌集」の巻第十のはじめには、「うぐひす」の物名として、 こゝろから   花のしづくに そぼちつゝ    うくひずとのみ 鳥………

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だあれもいない

だあれもいない夕暮れに   いじけて遊ぶ砂場には  ふざけた風したいちょうの葉    あざわらっては消えました だあれも知らないお昼には     ひとりぼっちのおべんとう  タコさんウィンナーいじけては      みなだひとつぶ落ちました ひとりぼっちの教室は   ののしりあうようなはしゃぎ声  耳をふさいで眠るふり    おびえて逃げたくなりました ………

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T o K i N o 日 記

 をむなもすなる日記といふものを、    をとこもしてみむとてするなり。  望(もち)の年の、八月(はづき)の四日の、戌(いぬ)の時に門出す。     そのよし、いさゝかものに書きつく。  ある人、酔いに果てゝ、例のことゞも、なにもなし得ず、    あばれまはりて、住むべき端末さえ打ちて、戻るべき宿さへあらず。   かれこれ、残されしものうしなふ。  年頃、思ひかへすこと………