今日の雨は昨日の続き
いつまで降るのか暗い空
夜を通って雨音だけが
時を打ち続けている
夜更けを過ぎて長々と
いつまで聴けば雨の音
部屋の中に横になって
布団の中で暴れている
いつまでも眠れない夜に
気が付けば雨音も消え
ぼんやり見詰める時計も
色を取り戻し始めて
カーテンの隙間から
深い青が遠くに抜けて
いつの間にか雲一つ無い
また新しい朝が始まる
久し振りの太陽がすぐ
地平線の下まで来ている
鳥たちが楽しそうな声で
一斉に朝日を呼んでいる
僕はどうしたらいい
新しい希望に日射しを待つ
そんな思いすらどこかに
忘れたままの朝が来る
作成時2001/11/17
2007/3/21改訂