誰か、僕の言葉をとめてよう
つらいよう、つらいよう
誰か、僕のこころをとめてよう
苦しいよう、苦しいよう
リフレインがもうすっかり歪んじまって
僕は夜明けに心臓の音を聞いている
誰か、あたまを止めてよう
目が回るよう、目が回るよう
誰か、僕のお酒を止めてよう
あたまが回るよう、あたまが回るよう
リフレインがすっかりもう歪んじまって
僕は夜明けにこころの悲鳴を聞いていた
それから呼吸を整えて
ちくちく痛いような胸のところの
不思議な鼓動の大きさに驚いて
心理的側面と肉体的側面の
分離しきれない自分を恥ずかしがる
ああ、また言葉がなくなるよう
すぐに消えてしまうよう、消えてしまうよう
ああ、急に言葉が止まってしまうよう
つまずいてしまうよう、またつまずいてしまうよう
そうしてつまずくみたいにうずくまって
床にごろんと横たわったまま
僕は何も起きないのを待っている
そこはかとなく待っているのです
2009/10/24