無題

[Topへ]

無題

これからはあなたひとりを信じます
世界はふたりへと還元されるでしょう

そしていつか恨みごとさえ懐かしく
思い出しますそれなほほ笑みで

ああ、そんな日が、きっといつか、訪れますように
そう神さまに、お祈り致します

それはなにも信任するからではありませんのです
ただ鼓動への感謝が象徴的に高められたものへと

わたしは、そっと、お祈りしようと思うのです
そうして、今日一日に、感謝を捧げようと思うのです

そうしてあなたにだけは、同じ気持ちで両手を合わせて
一緒に空のあたりへありがとうの言葉くらいをいつまでも

歌っていられたら、どれほど幸せだろうと
そんな馬鹿なことも、つい考えたりするのです

くだらないことをささやきました
お休みなさい、明日を待ちましょう

ほほえみのあなたの姿を思うとき
幼いくらいのこころときめき

2010/6月始め

[上層へ] [Topへ]