面接のアルバイト

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面接のアルバイト

 善良なる兼也(かねや)は、わざわざスーツを着こなした。

進学を突き進んだ終着の入試が終わるまで、すなわちセンター試験を潜り抜けて、大学入学を果たすまで、彼はアルバイトなどしたことがなかったのである。

 善良なる兼也は、ようやく自分で働けるということが、ちょっとした楽しみであったが、初めての面接は、何だか不安でもあった。

 勉強では負けなしでも、社会ではまるで晩稲(おくて)も同様である。

「おまちどおさま」

なんて、ドアが開くなり、店長だかなんだかが気さくに声を掛けるので、つい名前すら言い損なって、「どうも」なんて答えをしてどもっている。

 だらしない。

 立ってよろしくお願いしますというのも忘れてしまった。

 ぼんやり椅子に座ったまま、ぺこりと頭を下げるのが、彼の精一杯のところだったのである。

 もっとも店長は、そんなことで、気を悪くしたりしない。と云うよりも、慣れきっているために、そのくらいでは、いちいち判断を下さないのだろう。それに、若い奴は、どう変わるか分からない。そのくらいの認識は、いくらなんでも持っていたから、兼也は、そんな事をいちいち気に病む必要などなかったわけである。

 ようやく、座ったまま、

「よろしくお願いします」

と口にしたら、

「よろしくお願いします」

とおうむ返しにされてしまった。

何となく、うまく回っていない気がする。

慌てて履歴書を取り出すと、

「それでは、ちょっと拝見します」

と云うから、すっと差し出した。

相手は、じろじろ眺めている。

大学名は立派だが、そんなところは見てくれていないらしい。

「失礼ですがアルバイトの経験は」

なんて聞いてくるので、

「初めてです」

とようやく答えた。

 兼也くらいの年齢であれば、初めてだからといって、それが原因で即座に却下されることはない。けれども兼也には、そんなことは分かりようはずもないから、まるで首を取られたようにして縮こまっている。非常にだらしがない。しかも、だらしがないという自覚だけはあって、なおさら窮屈だ。

 それから、

「健康上問題はありませんか」

「ありません」

「高校時代に部活などはしていましたか」

「いいえ」

兼也は勉強ひと筋で生きてきたようなものである。その代わり、塾の名称なら、立派なのを上げられるのだが、そんなことは、尋ねてはくれなかった。

「今回は、どのような理由で応募されたのでしょうか」

と聞いてくるから、

「この仕事に興味がありまして」とか、

「この店の雰囲気に憧れまして」なんて嘘は、平気で付けなくって、

「生活費のためです」と、無骨に答えてしまう。

もっとも正直に答えたほうが、好印象の場合だって多いんだが、それにしても答え方がぶっきらぼうすぎる。はなはだ、不器用だ。

 そのくせ、時間について尋ねられると、何曜日が駄目であったり、遅入りしか都合がつかなかったりと、なかなか注文が途切れない。

「やれやれ」

 面接官はいつものことながら、そう思ったに違いない。

 もっとも、ネットの紹介欄には、週三日からOK、一日四時間でも、なんて、広く人材に探りを入れようとして、寛大なことが記入されていたものだから、兼也はつまりは、お人好しにもその紹介をすっかり鵜呑みにしてしまった訳である。しかし、店の欲しい人材は少し違っている。本音を言えば、シフトを組むために、いつでも入れて、しかも、例え週に入れる時間が少なくても、場合によっては多くなっても、差し支えないような人物であった。もちろん保険の負担などさせられないように、週に二十時間を超えないように調整したいから、その意味では学生は好ましい。だが、試験やサークルなどでちょくちょく休まれてはたまらない。しかも兼也のように、入れない曜日や遅入りの曜日が、ない方が好ましい。それが店の望む人材であったから、今度は学業について、いろいろ尋ねだした。もちろんとりあえずバイトに入ってしまうために、少々融通を利かせて答えるなんてことは、兼也には思いもよらなかったのである。

「それじゃあ、もし採用なら、木曜の夕方までに連絡をします」

「不採用の場合は」

「連絡がなかったら、不採用と思ってください」

「そうですか、ありがとうございます」

と何が有り難いんだか、分からないようなことをつぶやいて、席を立って、ようやく気がついたと思ったら、

「よろしくおねがいします」

なんて頭を下げて、店を逃れた出た。どことなく、挨拶が噛み合っていない気がする。何しろ始めての経験だったから、内心はドキドキものだった。



 もちろん、採用はされなかった。

兼也はそれを、面接の不味さと考えた。

 ちょっとネットを調べても、面接の印象がどうのこうのと、うんちくが並べてあるから、印象こそが採用を決定するような思いを強くした。そうして、あれじゃあ、しかたないなと反省した。

 だが実のところ店長は、沢山の面接リストを、来られる日数と時間の甲乙で分類し、彼の履歴書は、その始めの分類で却下されたに過ぎなかった。つまりは、面接者の数が多い以上、週に三日からOKなんて、建前にしかならないのである。どうしたって、より多く、不都合な曜日なく仕事に通える人物を、印象以前に登用するには決まっている。よっぽどの悪意をでも与えないかぎり、ちょっとした印象の好悪くらいでは、実際の採用の決定要因をくつがえせないのだった。

 兼也からはそうは見えない。

 あの時の失態を、自分の対応のせいにして、次の挽回を心に描くのだった。



 次の面接は、夜の数時間の倉庫作業を、派遣会社を通じて応募するものだった。少し調べた兼也は、今度は、

「よろしくお願いします」

とちゃんと頭を下げて、それから席に着いた。

 もっとも、今度は八人ほど一斉の面接で、しかもそんな丁寧な行為に打って出たのは、兼也一人だったから、かえって浮いているようにも思われるくらいのものである。

 だが、兼也には、これで彼らより、ワンポイントリードしたという錯覚があった。しかし、この作業慣れした面接官に、過剰に丁寧な挨拶がどれほどの価値を持つのか、はなはだ疑わしいものである。

「それでは履歴書を出してください」

 三十路の入り口くらいの、恰幅のよい、いや、正直に言えばちょっと体重が気になるくらいの、いってみれば、ノイローゼにかかって痩せすぎた力士くらいの男であった。だから、相撲取りにしては痩せすぎている。けれども、一般から比べれば、太っている。

 兼也は、そんなことを考えるゆとりも生まれてきた。何しろ経験は、一歩ごとに人を強くする。彼は面接のたびに図太くなっていく、その途上にあるのだった。

「何か曜日について希望はありますか」

と聞かれたとき、兼也は今度は、

「ありません」

と答えることが出来た。ところが、まわりの全員が、

「ありません」

である。ちっとも抜きんでることなんか出来なかった。

 そうはいっても、簡略化された面接の中で、相手に変な印象を与えることだけはなかったはずである。もっとも、逆に抜きんでた印象を与えるほどの行為も、始めの挨拶くらいしかなかったと思いついたから、

「何か質問はありませんか」

と聞かれたとき、どうでもいいことを、わざわざ尋ねてアピールしておいた。

 後から吟味しても、そのアピールに不都合はなさそうであったのに、結局彼は、その時も採用を見送られてしまったのである。



 ふてくされて、友人に尋ねたとき、

「それって、掲載後すぐに連絡したのか」

と尋ねられた。

「いいや、掲載日より二三日後だったと思うけど」

と暢気に答えると、

「それじゃあ駄目だ」

と呆れ果てた。

「だって、派遣だし倉庫なんだから、かなりの人数を取るだろう。それに、採用決定の連絡だって、週末だったんだから、すべての面接を確認してから、選抜を行うんだろう」

という。友人がいろいろ聞いてくるから、答えを返していると、

「お前は何も分かってねえ」

と大いに馬鹿にされてしまった。なんでも、

「第一、それは、工場の雇用者を代行するだけの派遣だ。派遣会社に名前を登録してから、いろいろな仕事を貰えるような派遣じゃねえ」

「じゃあ、普通の派遣じゃないのか」

 兼也はそもそも派遣の定義がよく分かっていないらしい。派遣にもいろいろなタイプがあるとは思いもしなかった。

「いいや。登録をして一定期間ずつ働くのも、始めから特定の企業や工場の雇用を確保するのも派遣されればどっちも派遣だ」

 兼也は派遣とは、派遣企業から次々にいろいろな職業を紹介されて勤めるものと信じていた。そんなこと気にしたこともなかったのである。

「それは特に、製造業派遣なんて呼ばれるんだが、お前の応募内容だったら、その倉庫の作業人員の確保以外は一切採用しねえ。だいたい、広告に出ているものだから、大量に採用すると思ったろう。ところが実際は違うのさ。一つの工場くらいの採用枠だったら、そうだなあ、お前と一緒に面接を受けたのは何人くらいだ」

「たしか、八人だった」

「恐らくは、その一回の面接の、八人分の採用くらいしかないと思うぜ。場合によっては、週ごとに辞める奴の穴埋めを、面接で補充しているだけだってあるかもしれない」

 彼の話では、それでいて応募の数は、その十倍以上にも達するのだから、実際はおいそれと採用されないのだそうである。もっとも常備枠以外の、特定シーズンの採用とか、期間を限ってのアルバイトならまた別であるが、恐らくその派遣会社は、週の限られた枠の人数を確保したら、翌週はまた別枠で採用を募集したりして、継続的に人材募集を行っているに違いないのだから、大した枠でなくっても、仰々しく人材募集を掛けてしまうには違いないそうだ。

「それでいて、別に派遣会社に名前を登録させて、あちこちの企業へ送り出すわけでもねえから、つまりは年中大量に面接を行って、大量に落とすことを繰り返していやがる」

 それが仕事の一環である以上、大々的に募集を掛けて、その中からもっとも優秀な人材を登用するには違いないが、第一面接に来る人間が多すぎるし、延々とそれを繰り返すものだから、切実な印象など与えてみたって、大した効果なんかある訳がないそうである。そうして大抵は、同じくらいの人材なら、掲載後の早めに連絡を付けてきた人間から、時間、年齢などもっとも条件に合うものを優先して、候補を固めてしまうのだ、という話しだった。

「だから、面接を受けた方は、これほど大々的に募集を掛けているにも関わらず、応募枠を除外されてしまった。なんて落ち込むんだが、実際は当初から狭き門に過ぎなかったわけさ。しかも、ネットの掲載が、募集を締め切っても、掲載期間の関係から、上げられたままになっていやがることも多いから、連絡を入れても断られることだってざらにある」

 兼也は、始めて聞くような話だから驚いた。どうも自分は、勉強ばかり熱心だったけれども、それは社会では役にも立たず、かえってこんな下らない現実世界の実地の方が、数十倍も数百倍も有用なのではないかと疑りだした。

「それじゃあ、丁寧に面接をしたって意味ないのか」

思わずしょげてしまう。

「そうじゃなくってさ、最高の条件に仕立てた上で、いい印象を与えねえと、何の意味も無いってことだ。第一、丁寧っていったって、倉庫作業なら、いくらひょろひょろした丁寧が来たって採用なんかしねえ。ぶっきらぼうでも、動けそうな奴が採用される。つまりは仕事によって、職場によって望みなんか違うから、マニュアル的に丁寧にしたって、うまくいかねえのさ。もちろん、悪い印象を与えたら元も子もないが……そうだ、お前、知ってるか、元も子もないってのはな、元金も利子も失っちまうって意味なんだぜ」

なんて全然関係ない方に、説明が切り替わってしまった。

「関係ねえじゃんか」と突っ込みを入れる勇気も出てこなかった。最後に友人は、

「まあなんだ、結局、ネットや新聞に広告を出すような場合はさ、大量の面接が入ってくるから、勤務日数や時間、それに例えば学生よりは、フリーターで別の時間も可能なんて説明する奴が、優先されるとか、逆に、週に入れられる時間が限られてくるから、生活がかかっている奴よりは、まだしも学生の方がマシだとか。社会保障がのし掛かってくるから、長時間働かせたくないなんて場合もある。そんな、面接の印象とは関係のない、極めて即物的な判断で、採用が決まっちまうわけだ。それに、長期働きたいなんて言葉が、アダになるような場合だってあるんだぜ。短期でも可能ですか、なんて言われて、短期でもいいですって応えた奴が採用になるとかな。やっぱり職場ごとに、その時期ごとに、いろんな採用基準があるのさ。傾向と対策。けれども、お前が採用者だって、そうやって決めるんじゃないかな」

「そりゃ、そうかも知れない」

「けれども、新聞にチラシを出しても、思うように人材の集まらないところもある。何しろ、連絡をする方も、時給や勤務時間を見て連絡をしてくるだろう」

「そりゃそうだ」

「つまりは、どっちもどっちで、利己主義以外なにもありはしねえんだが、まあ、やり方はいくつかある」

「どんな」

「一番いいのは、街を歩き回って、店先などに張り紙がしてあるところを探すことさ。もちろん同時にネットや新聞に広告を出していたら、無理だろうが、その場だけの張り紙くらいだったら、条件次第ではすんなりと採用が決まってしまう」

「なるほど」

「そうでなかったら、あまり有利な条件でないところで妥協しておくか」

「それは、嫌だな」

「しかし、ともかく、手っ取り早く条件のよいところに入りたいならだ」

「うん」

「ちまちま順番に尋ね回りなさるなだ」

 というのでびっくりした。どうするのだと尋ねると、

「気に入ったところへ、掲載のあった日に、じゃんじゃん電話しまくるのさ」

驚いた、そんな方法は、マナー違反ではないかと尋ねると、

「馬鹿をいうな、今どきめずらしい奴だな」

とまた馬鹿にされてしまった。

「企業側だって勝手に俺たちを、一斉に面接に掛けて、採用とか不採用の枠で選抜してやがるんだ、しかも口では人間性を見てとかなんとか言っていやがる奴らが、実際は各種条件にあった労働力としての適正の後に、人間性をくっつけているに過ぎねえのさ。つまり奴らとは、人間同士の情の関係じゃねえ。相手の口調が丁寧だからって、お前は人同士の円滑な関係を模索して面接をしているのかもしれないが、相手はそうは思っちゃいねえ。つまりは営業スマイルと一緒で、お前を眺める目線は、常に労働力以外の何ものでもねえのさ。だから、こっちだって、営業用の対処をしなくっちゃいけねえ。虚偽ともならねえくらいの嘘なら、どんどんついて、雇用者を煙に巻くくらいでねえと、イーブンの関係にはならねえよ。

 それに、正式に契約が成立するまでは、雇用関係はないんだぜ。他へ逃げられたら、いち早く採用内定を与えなかった奴らの手落ちさ。あるいは、条件を出せなかった奴らの手落ちさ。例えば一週間も待たせるような奴らに、這いつくばる必要はねえ。つまりは、企業の向こうに控える人間なんて、人と思うな。狡猾なキツネと思え。みんなあんまり善良に人と見すぎるもんだから、総体、社会における労働者の権利さえ蔑ろにされるようになるんだ。こっちばかりが、被害者になって、平身低頭する必要なんて、どこにもない。第一、受験だって、他の学校も受けるだろう。それともマナー違反だなんていい子ぶって、一校だけを受けるのが正しいのか。そんなことはないはずだ」

 三校受けた兼也は、もとより反論する勇気が出なかった。

「そうして、採用の確率を上げておいて、ついでに、ちょっと条件の悪そうな所にも、連絡を付けておいてだな」

「二カ所以上決まってしまったらどうするのさ」

「ばっくれる」

「そりゃひどくないか」

「硬いなあ。それならこうしろ。前に不採用になったはずの所から、空き枠が出来たので採用を求める連絡があったので、今回の件はご容赦ください、これでいいだろう」

「なるほど」

「だが、念のために言っておくが。採用のみ連絡しますなんて調子に乗った企業があったら、断りの連絡なんか必要ねえ。むしろ連絡なんかするな。そういう奴らをつけあがらせるな。その方が社会のためになる」

「そうかな」

兼也はそんなことは出来ないような、心配性の表情をしている。知人は笑い出した。

「とにかくだ。マナーとか、道義なんて言えるほど、総体、企業と呼ばれる存在に、人間らしいところなんて存在しない。奴らは俺たちのさらに数百倍は利己主義だ。ニュースを見ていれば分かるだろう。利己以外なにも存在しない。特に日本の企業は、ある種の人格的傾向としての企業ポリシーを掲げないことで有名だ。つまり人でなしの利潤のお化けだ。そこに勤めている間は、人は人としての行動をなし得ねえ。つまり、人に見えながらも、人じゃねえってことだ。マナーが欲しければ、人間に対して、すなわち、個人と個人の関係において果たしていれば、それでいいんじゃねえのか」

彼はついにそう取りまとめた。

 言われてみれば、その通りのような気もする。

 後から聞くと、彼自身何度も面接をして、ようやく悟りの境地に辿り着いたのだという。それは、奴らに対して、道義的な罪悪感を浮かべる必要は無いし、そんなことは無意味かつ有害であるという悟りだった。

「第一、考えてもみろ。せめて、いち早く人材を確保しなければ、機敏に活動できる有能な奴ほど、どこかへ取られてしまうくらいの危機感がなかったら、それこそ奴らはつけあがって、尊大な採用態度を見せるに決まっていやがるんだ。だから、俺が説明したように行動するってことは、消極的肯定じゃない、圧倒的に社会のためになるのさ。いわば福祉活動といってもいいくらいだ」

「なるほど」

「とにかくだ。企業を、人なみに扱うと馬鹿を見る。これはあらゆる場合において、そうなんだ。ただ利益をむさぼるだけの、下等な巨大動物かなんかだと思っておけば間違いない」

 兼也は、こんな奴に会ったのは初めてだった。果たして、彼らの出会いが、兼也にとって喜ばしいことなのか、悲しむべきことなのか、それはわたしには、分からない。ろくな意見も持たずに、慣習的価値観を信任してきた兼也にとって、その価値観を破壊されることは悲しむべきことなのだろうか。けれども彼は、そのおかげでようやく、奴らに利用されないための、知識の出発点を得ることが出来たのである。



 兼也は、その日一日、そわそわして落ち着かなかった。何だか、新しい世界が、わずかに開けたような、それでいて自分では、それがなんであるか分からないような、不思議な高揚感に包まれながら。

 そうしていつしか兼也は、友人のようなアルバイトの面接方法を、しごく当然のことと見なすようになっていったのである。あるいはすでに皆さまが、当然として考えているように……

          (おわり)

作成

[2010/4/19-21]
(原稿用紙換算23枚)

無意味なおまけあるよ

・2007/10/01から、改正雇用対策法が施行されたある。年齢制限とか表記できなくなったあるけど、本音としては年齢制限も、男女差別も色濃く残っているあるね。

[幾つか実例]
・面接を求める電話などで、年齢を尋ねてから、断る方向へ話を持っていく。そのさい年齢を理由には出さない。
・面接は建前上受けるが、実際は年齢を理由に自動的に却下されている。
・以前からそうだったように、35歳くらいが区切りとなって、がくんと採用枠が狭くなる(つまり、本音は年齢によって落とされているが、そのような明記はされないため確かめようがない)
・求人欄にそれとなく、年齢層を託しておく
  「若手の活躍する職場です→中高年お断り」
  「20代の方活躍中→あるいは30歳以下しか取らない」
  「女性の方の多い職場です→男はご遠慮」
・他にも
  「週三日からでOK。一日四時間からでも」
   →などとあるものは、逆にあまり入れない場合もある。

[これもおまけある]
・おなじ職場でも、たとえば複数の派遣業者などで給料が違う場合もある。ネットなどで調べると、いくつかの時給が紹介されていたりすることがある。

2010/4/21

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