落書

意味も無く

君の吐息
   星降夜の 絵描き歌

 という句を思いついたのにまかせて、
   ほろ酔いにいくつかの落書きを記したもの。

白妙の
  ため息に聞く別れ歌

星の川原
  ささやく君の 瞳かも

君の名を
  短冊にそっと しのびまつ

陽を浴びて
  ほろ酔い嘆く鴉かな

  それでも歌は俺のすべてと……

    あるいはそれも
      虚数定理か……