無気力な落書
お休みあなた
まどろみ夢な 呼子鳥
伸ばした手
届かぬ花の 病棟に
終りを告げる うわさ遠くて
朝日して師走が果の暦かな
躍りませう
ゆかたが君と夢祭
星に手を差し伸べたがる坊やかな
ともし火の尽きて凍える虫の影
⇒後日訂正
ともし尽きて
虫凍えした琥珀かな
夢は酒に
生まれなくして 言の葉を
こゝろも果てゝ けぶりたゆたふ
[後日訂正すれば]
残んの火
けぶりたゆたふ うま酒に
言の葉もつれ 夢にまどろむ
吐く息の
寒さに驚く 信号に
仕草もおなじ 人の群ゆく
[バリエーション]
信号機
寒さに驚く 息白み
おなじ仕草の 人のあゆみも……