星に願いを

星に願いを

あなたの声がはるか遠くて
僕はもうがんばれなかった

たとえ僕の声が遠く過ぎて
あなたが頑張れなかったとしても

ふたりの思いはすれ違い、交わらなくって
僕たちはけがれた嘲笑の渦にまみれて

震え寒さの北限のひもじさに
冷たさに刺されながら消されてゆくでしょう

それでもどんなに凍っても、泥まみれの
彼らの手には、決してけがされることはなくって

真っ白な雪に守られるみたいにして、
互いに孤独に果るでしょう。

(あるいはもしかして、消えてからなら、
光結ばれる、精霊みたいにして)

あまたの空高く、あそびの空の星たちの、
ゆかいに逢えると信じているから………