幻影の竪琴

光と影
  夢と幻 過去と未来
    砂時計して 刻の旅人

いつか僕の
  墓標にそっと 祈る君を
    たったひとりの 友と定めて

  わたしは生きぬく
     刻のはざまを……

あまりにも
  沢山の嘲笑を 真に受けて
    あなたのこころも 信じられずに

  ただ祈ります
    君が友だと……

神さまが
  まだ僕たちの 胸のうち
    ひかり輝く 刻に生まれて

  信じられたら
    僕のいのちも……

後悔は
  でもしていません むなしさの
    最果に沈む 彼岸の夕焼

  その美しさを
    わたしはきっと知っていますから。