僕らのヒーロー
酔いの戻りに叩きうちした、一筆書きの落書。
女もすなる日記といふものを男もしてみむとてするなり
酔いの戻りに叩きうちした、一筆書きの落書。
意味も無く 君の吐息 星降夜の 絵描き歌 という句を思いついたのにまかせて、 ほろ酔いにいくつかの落書きを記したもの。 白妙の ため息に聞く別れ歌 星の川原 ささやく君の 瞳かも 君の名を 短冊にそっと しのびまつ 陽を浴びて ほろ酔い嘆く鴉かな それでも歌は俺のすべてと…… ………
小鳥らの唄 大切なものを無くした朝に 描いた小鳥は夢でした かろやかにさえずるまぶしさに にじんだ涙は風でした なぐさめたいな悲しみを ゆらいだ草のしずくして かろやかになびく風ならば 手を振るわたしのあきらめさえも…… 未練もなくてほがらかに 大気へかえすかすみして さえずりおどる小鳥らの 未練もなくて消えました。 夢………
2017年4月初めまでの和歌 あまり存在しないが、残されたものを記す。 靴のあと 埋もれて君に 雪宿 里は荒れて 枯れ枝に百舌の 風宿(かざやどり) 雨降れば 降ります雨の やさしみは あじさいに聞く かたつむりの唄 [推敲後] 雨降りな 雨は降ります やさしさを あじさいに聞く かたつむりの唄 ………