2017年04月一覧

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落書

意味も無く 君の吐息    星降夜の 絵描き歌  という句を思いついたのにまかせて、    ほろ酔いにいくつかの落書きを記したもの。 白妙の   ため息に聞く別れ歌 星の川原   ささやく君の 瞳かも 君の名を   短冊にそっと しのびまつ 陽を浴びて   ほろ酔い嘆く鴉かな   それでも歌は俺のすべてと…… ………

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小鳥らの唄

小鳥らの唄 大切なものを無くした朝に  描いた小鳥は夢でした   かろやかにさえずるまぶしさに  にじんだ涙は風でした なぐさめたいな悲しみを  ゆらいだ草のしずくして   かろやかになびく風ならば  手を振るわたしのあきらめさえも…… 未練もなくてほがらかに  大気へかえすかすみして   さえずりおどる小鳥らの  未練もなくて消えました。 夢………

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2017年4月初めまで

2017年4月初めまでの和歌  あまり存在しないが、残されたものを記す。 靴のあと   埋もれて君に 雪宿 里は荒れて   枯れ枝に百舌の 風宿(かざやどり) 雨降れば   降ります雨の やさしみは     あじさいに聞く かたつむりの唄     [推敲後] 雨降りな   雨は降ります やさしさを     あじさいに聞く かたつむりの唄 ………