浅き夢見し
浅き夢見し (注.読み返しなし) 僕のこころが振り出しに戻れたら 見えすぎたまわりから浴びせられた 泥まみれのみすぼらしさに 打ちのめされずにいられるでしょうか。 僕のこころが青ずっぱいあの頃の 感傷から抜け出せずにいられたなら あきらめみたいな悲しみを 身にまとうことはなかったのでしょうか。 けれどもこんな自分のままで しどろもどろに浜を蹴り………
女もすなる日記といふものを男もしてみむとてするなり
浅き夢見し (注.読み返しなし) 僕のこころが振り出しに戻れたら 見えすぎたまわりから浴びせられた 泥まみれのみすぼらしさに 打ちのめされずにいられるでしょうか。 僕のこころが青ずっぱいあの頃の 感傷から抜け出せずにいられたなら あきらめみたいな悲しみを 身にまとうことはなかったのでしょうか。 けれどもこんな自分のままで しどろもどろに浜を蹴り………
星に願いを あなたの声がはるか遠くて 僕はもうがんばれなかった たとえ僕の声が遠く過ぎて あなたが頑張れなかったとしても ふたりの思いはすれ違い、交わらなくって 僕たちはけがれた嘲笑の渦にまみれて 震え寒さの北限のひもじさに 冷たさに刺されながら消されてゆくでしょう それでもどんなに凍っても、泥まみれの 彼らの手には、決してけがされることはな………