ちょっとお借り猫

ちょっとお借り猫

管理人さん沈滞中なんでお借り猫。
でも、打ち込みは管理人さんなんだけどね。
          時乃遥

霧の歌
  朝には格好(かっこ)悪くって
 照れくさくなる 魔女子恋歌

つじうらに
  うらやむ春の 靴あそび
    見知らぬ誰を 彼と見立てゝ

うららかなきびす返して
  やわらかな触れてみたいな
     あなた待ち猫

はにかみの
   哲学語るのっぽさん
  銀座の Bar は かたひじの夢

かっこ悪くて
  不器用でこゝろ定理など
 分らないけど、あなた大好き

アクセルを
   突き抜けたいな ひだりみぎ
 脇目も振らない 恋一次元

下の名で
   呼びますあなた おはようは
  わたしのすべて 生きる意味かも

なーんてね。照れくさくって、くしゃみ猫。

ときめきは
   はにかみ猫の はしゃぎして
 ふざけあったり 突きあったり

不意にすねたり
   のぞきこんだり

やわらかな
   花ざかりして 子猫たち
 たはむれたいな いのちならばと

あさぼらけ
  ありあけそれとも 朝の月
 あなたの影を 夢に求めて

あなた色
  染まりゆきます 三日月は
   かたむき過ぎて なみだなのかな

いろどりは
  はなやあざやか 移り気な
    お化粧みたい あなたさそう気

花を待つ
   夢はあなたを たずね人
 残んの雪を 風に溶かして

発句なのかな

星に角を伸ばしてみてもねかたつむり

ひまわりに背伸びてまた始業ベル

七色な虹色かなたあなた色

はじめてはくちべに君の色あてに

お化粧は子猫くずれて妻気取り