小鳥らの唄
大切なものを無くした朝に
描いた小鳥は夢でした
かろやかにさえずるまぶしさに
にじんだ涙は風でした
なぐさめたいな悲しみを
ゆらいだ草のしずくして
かろやかになびく風ならば
手を振るわたしのあきらめさえも……
未練もなくてほがらかに
大気へかえすかすみして
さえずりおどる小鳥らの
未練もなくて消えました。
夢の果て
にじむ雲さえ 小鳥らは
舞い踊ります 今よすべてと
女もすなる日記といふものを男もしてみむとてするなり
大切なものを無くした朝に
描いた小鳥は夢でした
かろやかにさえずるまぶしさに
にじんだ涙は風でした
なぐさめたいな悲しみを
ゆらいだ草のしずくして
かろやかになびく風ならば
手を振るわたしのあきらめさえも……
未練もなくてほがらかに
大気へかえすかすみして
さえずりおどる小鳥らの
未練もなくて消えました。
夢の果て
にじむ雲さえ 小鳥らは
舞い踊ります 今よすべてと