2018年前期、捨て置かれた落書
ただの2018年前期の大和歌の落書の覚書。(注意「の」の連続、大きなお世話。)
女もすなる日記といふものを男もしてみむとてするなり
ただの2018年前期の大和歌の落書の覚書。(注意「の」の連続、大きなお世話。)
いつもの彼方から送られてきた和歌に、時乃旅人が返歌を付けたもの。
相変わらずの酒を呑んでの走書き和歌。
いくつかの断章 どれが良いやら 恋見月 夢見る夜半の 月影は 届けられない 君色のなみだ 恋みづき 夢みおぼろの 月影は あなたへとゞけ ひめごころして 夢みづき うらゝおぼろの 月影は あなたへとゞけ ひめごゝろして 夢みづき うらら月影 ひめごころ 恋に揺らめく あたな映して ………
あの頃の面影 はしゃいでた あの日の夢も 木造の きしみわたしと 消えてゆくなら 放課後の 中庭いちょう 夕まぐれ 手を振るわたし たれに手を振る 水道の 蛇口のむこう のぞき込む はしゃぎつかれた 別のわたしが 僕の手に 忘れものした 見せしめは マジックみたいな 宿題の文字 かわになを ………
ある夏の日の思い出 日頃のニュースには戦争の惨事を伝えるとき、かつての面影と混じり合い、つかの間の幻想は、いくつかの落書きへと化すだろう。 砕け散る 夢のことさえ 燃え尽きて 廃墟と化した 街は夕闇 雨音は おとぎ話の お人形 つんざくように よぎる銃声 姉の手を 握りしめては 階段に うずくまります 真っ赤な人形 ………