いつわりのケータイ小説

いつわりのケータイ小説

趣旨
………精根尽きたこの頃を、数日の一話とたわむれる小品コーナーです。プロットも推敲も軽躁 (けいそう) に済ませます。あしからず。( )は長さの目安で、原稿用紙換算枚数です。 (2010年)
0. 零と∞のはざまで
………小さな小さなコンテンツポリシー
1. ケサランパサラン (22)
………わたしの春に夢みるものはなに?
2. 柔らかな腕 (20)
………あるサラリーマンのホテルでのプチ怪談。
3. ステーション (22)
………幼い頃は妹とよく遊んでいたっけ。近未来の風景の中で。
4. マニキュアの色 (16)
………また彼氏と別れたの。仕事に追われる三十代。
5. ひとりぼっちの座敷わらし (14)
………ある童話に対するはかないアンチテーゼ。
6. 宵のアンブレラ (15)
………忘れもの傘は淡い恋のおまじない。
7. しずり雪 (13)
………終末の老人の侘びしさにも雪は降るでしょう。
8. 面接のアルバイト (23)
………兼也は大学がアルバイトデビュー。はなはだ奥手である。
9. 学校嫌いの休日 (22)
………学校嫌いと、引きこもりは、微妙に異なるものかしら。
10. カクテル (46)
………ある日のカクテルバー。マスターは女の一生を見た気がした。
11. 雇用保険 (59)
………リストラされた悠平は、面接をことごとく落とされるのだった。
12. さみしがり屋なボジョレー・ヌーヴォー (29)
………せっかくボジュレ頼んどいたのに、ひとりきりの仕事帰り。
13. みさきの公園 (128)
………唯一の中編。ちょっと不思議な恋愛ホラー小説。
14a. 啓蟄(けいちつ) (35)
………非正規雇用の啓司は社会に追い込まれるのを感じた。
14b. 啓蟄(けいちつ) (ロング) (44)
………上のプロトロング版。草稿のまま放置。朗読無し。
15. 約束の花束 (23)
………消えゆく老女の元へも約束の花束は届くでしょう。
16. マティーニ論争 (36)
………ホイリゲでの日本人批判。許容ある方のみお読みください。
17. ある女の歌 (19)
………あいつの歌を聴いてから、俺は逃れられなくなったんだ。
18. ピッキング (58)
………関口陽樹はピッキングの派遣労働者である。
19. 結婚式の招待状 (26)
………結婚を控えた妹の元に、兄の返信が舞い込んだ。
20. 僕と結婚式 (40)
………僕ねえ。結婚式の花嫁を、救ったよ。
21. 宵のドライブ (21)
………結婚式からの戻りのドライブ中での出来事。
22. 遠耳の結婚式 (37)
………耳が遠くなりました。今日は弟の娘の結婚式。
23. 皐(さつき) (19)
………結婚式の日、祖父と祖母は静かに家にいた。
24. ラーメン屋の五十三秒 (22)
………仕事帰りの疲れたサラリーマンは、店の半常連だ。
25. カナカナの森 (21)
………思い出の森はいつ消えるだろう。
26. ぬいぐるみ (18)
………毎日の流れ作業に押し流されて、わたしは社会から抹殺されてゆくのでしょうか。。
27. 走りだしたくて (66)
………始めての恋の予感は何色乙女。
28. アルコール依存症かな (25)
………ひとり部屋に戻ると、職場と自宅の往復の機械作業に、わたしは老いて、淋しく死んでいくような侘びしさが、ひろがってやりきれません。
29. 十三夜 (56)
………仕事帰りにひとりでスーパーをさ迷っていると、あいつのことが浮かんで来て遣り切れません。
30. クリスマス・イルミネーション (41)
………二人一緒ならここから逃れることが出来るでしょうか。

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