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以上の総括として

言えることは  一番はじめの詩は、その刹那に信じた真実を唄ったものではなく、言葉の虚飾をもてあそんで、それらしい体裁に整えたからこそ、虚飾の体裁の似合うお化粧の世の中には、ありきたり詩らしく思われ、それ以外のものは、素朴な心情の吐露より出発したが故に、虚飾にあふれたお化粧の世の中には、不体裁なものに思われて、ひからびちまった情緒をもてあそび、与えられたお涙に酔いしれる鶏どもからは、倦厭される………

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鶏小屋の真実

あるいはまた攻撃的な  鶏小屋の真実を真実と見なす鶏しか居なくなったとき、鶏小屋の真実が真実となって、小屋など存在しない、鶏の真実は穢されて、いびつなにせものと罵られ、消されゆくものには違いありません。それでもなお、悪あがきする鳥の一羽くらい、暴れ回るのが詩なのかも知れませんね。 わたしではなくあなた Ⅰ その人の言葉だけが   真実のように思われて  ただ、その人の落………

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本当の歌とは

それは不体裁な姿して  けれどもわたしだけには、本当のたったひとつの歌だから。どれほどの嘲弄にもてあそばれても、譲ることの出来ない信念なのかも知れません。それは例えば、 星の果 あの日あなたを 抱きしめておけばよかった   秒針はあの日と 変わらない刻みをしたけれど あなたはいつしか 別のあなたに    わたしもいつしか 別のわたしになって それでもいつま………

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虚飾の栄え

あるいはにせものの詩について  真の心情からではなく虚飾の生ぬるい精神から生みなされた詩の、本質的な嫌みということについて説明しようと思って、わざと作ってみた詩。それを作りっぱなしで、どのように説明しようとしたのか、すっかり時期を踏み外してしまったので、とりあえず掲載だけして置こうというもの。化粧品まみれのこの手の落書きなら、今の世こそ大量にあふれているには違いありません。そうして本当の心な………

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小鳥らの唄

小鳥らの唄 大切なものを無くした朝に  描いた小鳥は夢でした   かろやかにさえずるまぶしさに  にじんだ涙は風でした なぐさめたいな悲しみを  ゆらいだ草のしずくして   かろやかになびく風ならば  手を振るわたしのあきらめさえも…… 未練もなくてほがらかに  大気へかえすかすみして   さえずりおどる小鳥らの  未練もなくて消えました。 夢………

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虚偽の哲学

虚偽の哲学 一 虚偽は虚構を共として   偽善をロマンスと風に乗せ     羽ばたく夢さえ餌まみれして   太ったきらびやかにあふれてた 現実はむさぼるみたいな   虚構をつなぐ時の釣り糸にして     怒りも笑いもいつわりにかどわかされ   セピアに褪せて揺らめいていた 日常は与えられた快楽の   代償として支払う贄(にえ)となり     目の前の人さ………

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歯っ欠けじゞいの食い意地歌

歯っ欠けじゞいのうらみ歌 Ⅰ 歯っ欠けじゃよ、歯っ欠けじゃ   歯っ欠けじゃろうて、歯っ欠けじゃ     歯っ欠けじゞいのうらみ唄 じゞいの歯っ欠け、台無しなって   食うも食われぬ、ボロ切れの     餅も食われぬみじめさよ 飲み足りなくて、また飲んで   食い足りなくて、また食って     食事の合間に、おやつらやら   なにやら食って生き抜いた ………